2025年2月17日
ギリシャの国会は水曜日、第4回目の投票を実施し、コンスタンティノス・タスラス氏を新たな大統領に選出しました。
ギリシャの日刊紙「トヴィマ」によると、この投票は、3月に任期が満了するカテリナ・サケラロプル氏の後任を決定するために行われました。
与党「新民主主義党(ND)」の候補であるタスラス氏は、「全ギリシャ社会主義運動(PASOK)」のタソス・ヤニツィス氏、「急進左派連合(SYRIZA)」のルカ・カツェリ氏、「勝利党」のコスタス・キリアク氏と競り合いました。
ギリシャ議会の全300議席のうち、276人の議員が投票に参加し、タスラス氏は160票を獲得して、必要な151票を上回り、第4回目の投票で当選しました。
ヤニツィス氏は34票、カツェリ氏は29票、キリアク氏は14票を獲得し、39人の議員が棄権しました。選挙に勝利したタスラス氏は、3月13日に宣誓を行い、サケラロプル氏の後任に就任する予定です。
今回の選挙は、第1回から第3回の投票で必要な票数を獲得した候補者がいなかったため、第4回目にまで及びました。
タスラス氏は、キリアコス・ミツォタキス首相から大統領候補に指名された際、国会議長の職を辞任する必要がありました。
ギリシャにおいて、大統領職は主に儀礼的な役割を担っています。