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イラン、米国の対中石油輸送制裁を非難
これは、トランプ米大統領が今週、イランの原油輸出をゼロにすると発表した後、米国がイランの石油に対して科した最初の制裁となります。
イラン、米国の対中石油輸送制裁を非難
また、同氏は「イランは、こうした一方的で威圧的な行動の結果と影響について、米国に責任があると考える」と述べました。/ 写真:AP
2025年2月7日

国営イラン通信(IRNA)は、イランが米国による海運関連の制裁措置を非難し、それが貿易相手国との正当な取引を妨げると報じました。

米財務省は木曜日、新たな制裁を発表し、毎年数百万バレルのイラン産原油を中国へ輸送することを支援している複数の個人およびタンカーを対象とすることを明らかにしました。

これは、トランプ米大統領が今週、イランの原油輸出をゼロにすると発表した後、同国の核能力を抑制する取り組みの一環として、米国がイランの石油に対して科した最初の制裁となります。

イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は金曜日、「米国の新政権がイランとその経済的パートナーとの正当な貿易を妨害し、イラン国民に圧力をかけるという決定は、不当かつ違法な行為である」と述べたと、IRNAが報じました。

また、同氏は「イランは、こうした一方的で威圧的な行動の結果と影響について、米国に責任があると考える」と述べました。

トランプ氏の第1期政権(2021年終了)下での厳しい制裁政策のもと、ワシントンは、イランの核開発計画を制限する見返りに制裁を緩和することを定めた画期的な核合意から離脱しました。

テヘランは、この合意(包括的共同行動計画=JCPOA)を、米国の離脱後も1年間順守していましたが、その後、義務の履行を徐々に縮小し始めました。

2015年の合意を復活させるための取り組みは、その後、行き詰まっています。

トランプ氏は水曜日、イランとの「検証可能な核平和協定」の締結を求め、「イランは核兵器を保有できない」と強調しました。

イランは、自国の核開発計画はあくまで平和目的であり、核兵器開発の意図はないと主張しています。

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