21時間前
米国連邦政府の支出削減を任された億万長者のエロン・マスク氏が、ワシントン郊外で開かれた保守派の会議に登壇し、アルゼンチンのリバタリアン派大統領ハビエル・ミレイ氏から贈られたチェーンソーを披露しました。
「これは官僚主義へのチェーンソーだ」とマスク氏は語り、木曜日にメリーランド州ナショナルハーバーで開催された保守政治行動会議(CPAC)の舞台で、その輝く電動工具を高々と掲げました。
この赤い金属製のチェーンソーは、同日ミレイ大統領がマスク氏に贈ったもので、側面にはアルゼンチンの指導者が掲げる力強いスペイン語のスローガン「Viva la libertad, carajo(自由万歳、くそったれ!)」が刻まれていました。
ミレイ氏は2023年末にアルゼンチン大統領に就任する前、政府の規模縮小を掲げる自身の政治姿勢を象徴するため、選挙集会で頻繁にチェーンソーを振りかざしていました。
「私を買えない」
エロン・マスク氏は、ドナルド・トランプ米大統領の下で進められている大規模な政府支出削減を主導しており、その対象には銀行規制当局、森林管理職員、ロケット科学者、さらには数万人規模のその他の政府職員が含まれています。
木曜日には、 米内国歳入庁(IRS)の職員6,000人が解雇されると通知されたと、事情に詳しい関係者が明らかにしました。
ニュースマックスのロブ・シュミット氏との対談中、ロシア・ウクライナ戦争に関する質問が出た際、マスク氏は話を遮り、「私がプーチンの手先だって? 彼は私を買えないよ」と冗談めかして発言しました。
また、トランプ氏の戦争終結に向けた姿勢に対する批判について問われると、マスク氏は「最も重要なのは、最前線で命を落としている人々への共感を持つことだ」と語りました。